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水濡れ、水漏れ、雨漏り 。火災保険の対象となるのは?
保険
ラムネコ@ラムネ
2023.08.15

ネコの3分ほけん講座シリーズ。お家のトラブルとしてよく発生する雨漏り、水濡れ、水漏れ。火災保険の対象となるかについてラムネコがレポートします。

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意外と知らない火災保険の使い方! 雨漏り、水濡れ、水漏れ。 対象となるのは?

目次

はじめに

こんにちは。ラムネのラムネコです!ようこそ、ネコの 3 分ほけん講座シリーズへ ^ ^

保険を学ぶことによって、自分がもつリスクをちゃんとコントロールし、あなたが夢中になれることにお金や時間を使っていけるようになりましょう!

火災保険の「水」に関する言葉の違いについて

火災保険には専門用語がたくさんありますが、その使い方を間違えることによって、損をすることもあります。今回は「水」に関する保険用語で、皆さんがよく混同しやすい言葉である、「雨漏り」、「水漏れ」(水もれ)、「水濡れ」(水ぬれ)について説明します。

火災保険の対象になるかどうかは下記の通りです。

どういうこと?って思いましたよね?これらの3つの言葉は全て「水」についてのトラブルですが、それぞれ意味が全く異なります。

私の経験則を交えて、以下で説明していきますね。

雨漏り(火災保険対象外!)

雨漏りとは、雨が屋内に侵入してきて、家の中に滴り落ちてくることを指します。その原因は、屋根や外壁の防水が劣化してヒビができ、そこから浸み込んでくることが多いです。また、窓のサッシからなんてことも非常に多いです。

ここで重要なことは、基本的な考え方として、雨漏り=老朽化(経年劣化)ということです。例えば、皆さんの家の天井からポタポタ水が落ちてきたとして、「あ、被害が出ていることだし、火災保険で対応できるのでは?」と思って、ある保険会社のコールセンターに電話してみたとします。

「あの~、家が雨漏りしてまして~、保険で対応できますか?」

「雨漏りは老朽化しているということですので、保険対象外なのですよ。申し訳ありません・・・」

というやりとりになってしまいます。そうなんです。老朽化が原因によるものは、火災保険は基本的に対象外となります!

しかし!!例えば、屋根が台風で破損していて、そこから水が浸入してきたとわかったらどうでしょう?

その屋根は「突発的に被害を受けた(つまり老朽化ではない)ために、家の中に水が浸入してきた」為、保険対象となる可能性が高くなります。

とはいえ、雨漏りは保険が出ないんだという前提で、防水等の修繕は計画的に行っていくのが良いですね。戸建もマンションもおおよそ15年周期で修繕すると、雨漏りは防げるのではないかと思います。

水もれ(火災保険対象外!)

水漏れは、水がどこかから漏れ出してくることを指します。例えば、キッチンの下にはS字の配管があったりしますよね?その配管のどこかから水漏れしてくるケースが多いです。この原因も実は「老朽化」です。家の配管は築年数20年以上経ってくると、どこかから漏水してくる可能性が高くなります。ということは、火災保険の対象外ということでしょうか?

いいえ、この漏水箇所の修繕費用(ざっくり10万円程度掛かっちゃいます)は保険対象外です。※ただ、凍結して破損した場合は例外的に10万円まで修繕費用が出る場合もあります。

水ぬれ(火災保険対象!)

水濡れは、給排水設備からの漏水によって濡れてしまったことによる損害のことを指します。

水濡れの結果、その水でフローリングがふにゃふにゃになったり、クロスの張り替えが必要になったりという被害が発生することがあります。それが「水ぬれ」です。被害が出た箇所を、濡れ損害と言います。先ほど、水漏れは保険対象外だとお伝えましたが、この濡れ損害部分は、「給排水設備からの漏水による濡れ損害」という補償を付けている方は、保険対象になります。

え?老朽化が原因でも大丈夫なの?と思いました?はい、そうなんです。濡れ損害部分については、保険対象となります。

濡れ損害は、拭けば済むレベルだと問題ないですが、被害が大きくなると、数十万円の被害になるので注意が必要です。特に築年数が20年以上経っている物件は、配管の老朽化が進んでいることが多いので、リスクが高いと思っておいた方が良いですね。

まとめ

今回、「水」についての保険用語の定義の違いについてお伝えしましたが、このような専門用語が保険にはたくさんあります。これらをご自身でしっかりと理解して保険を選ぶことができる人になるには、保険屋さんになるしか方法は無いかもしれません(笑)。

保険屋さんになれない方は、迷ったらすぐに相談できる保険屋さんを味方につけておくことをオススメします。あ、それがもし、私ラムネコだとしたら、超うれしいにゃー(笑)。

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