ネコの3分ほけん講座シリーズ。今回はごとう研究員がお邪魔して、保険の原理である「相互扶助」についてレポートします。
こんにちは!ごとう研究員です。突然ですがみなさん、保険料をたくさん払ったけど、保険金を受け取ることがなく、なんだか損した気分になったことはありませんか?
正直、ぼくも掛け捨ての保険が満期を迎えた時に、持っていきようのない気持ちになったことがあります^^;
しかし、カリフォルニア留学でのある体験を通して、保険の存在意義を知り、今は例え見返りがなくても保険料を払ったことに納得感を得られるようになりました。
今日はその考え方と、体験をお伝えしたいと思います。
まずその考え方とは、「相互扶助」です。
相互扶助とは、お互いに支えあうという考え方ですね。保険は、相互扶助の原理でできています。具体的には、保険は同じリスクを抱える人同士でお金を出し合い、そのお金で実際に損害が発生した人を助けてあげるという仕組みです。
同じリスクを抱える人でグルーピングするのは、公平性を維持するためです。例えば、がんのリスクは年齢や性別によって異なります。なので、公平になるように、年齢や性別でグルーピングしそれぞれの保険料を設定しています。
そしてこの仕組みは、そのグループに大勢の人が参加し保険料を支払わないと、その損害を賄いきれず成立させることができません。
ぼくがこの原理を知るきっかけとなったのが、カリフォルニアの留学体験です。カリフォルニアに向けて日本を発つ際、アメリカは訴訟社会ですし、医療費も法外な値段なので、万が一に備えて留学保険に加入しました。
この留学保険は、同じようにアメリカに留学し、同じリスクを抱え、それを回避するために保険に加入している人がたくさんいるからこそ成立しています。
それを痛感したのが、留学3年目。保険会社から「これ以上更新できません」と言われた時です。
理由は、長期でアメリカに留学で滞在する人がそんなにいないから、その日本の保険会社ではもう賄いきれません、ということでした。
それまでは、更新するたびに、
「一度も保険を使う機会がないのに、なんだかもったいないな」
と思いながら保険料の更新料を支払っていました。
しかし、いざ更新できないと言われると、
「そんなにぼくは人と違うことをしているのか?」
と、言葉にできない気持ちになりました。
日本を離れて3年目、ただでさえ毎日孤独と不安と闘っていたぼくにとってはかなり辛い経験でした。
この体験を通して、加入できる保険があるということは、同じように挑戦している人が実際にいて、その保険はその一人ひとりが保険料を支払っているから成立しているということ、またそこから知らない間に、
「自分は一人ではない」
という勇気と安心をもらっていたことを理解しました。
つまり、私たちが支払う保険料は、それだけで同じグループの人の支えになっているということです。そしてもちろん、その中で実際に損害を受けた人を助けてもいます。
以前の記事(なぜラムネは保険屋さんなのか)で、保険は挑戦を支えるものだとお話しました。
そして、今回の結論は、保険は相互扶助。同じ挑戦をする見えない仲間の存在をお互いに感じ、経済的、そして精神的に支え合うもの。保険料はその仕組みを維持するために使われている。
この考えを踏まえれば、たとえその保険料が自分のもとに戻って来ない時も、その存在意義を感じ、納得することができるのではないでしょうか^ ^
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